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 人的補償でオリックスへの移籍が決まった阪神の竹安は、文字通り“24時間”野球の事を考えている男だ。社会人時代に右肘のトミージョン手術を受けた影響で、阪神入団後、特に1年目は満足に投げられない時間が長かった。制御していた「投げたい」思いは、夢の中で爆発していた。

 「夢でマウンドに立っているんです。相手が中学生の日もあればメジャーリーガーの日もあって。変な夢なんですけど、良い感覚で投げられた時に目が覚めるんです」

 わずかに残る感覚を忘れないため、夜中の3時にペンを走らせた事は1度や2度じゃない。食事の席でもそうだった。野球以外の話をしている姿はほとんど見た覚えがない。「もう少し体を上手く使えれば…」とジェスチャーを交えながら技術的な悩みを打ち明けていた姿が、記憶に深く刻まれている。

 そんな竹安の口調、表情が、今春キャンプ前にはグッと明るくなっていた。「最初の2年はマウンドで“ちゃんと投げられるかな”と考えていて、自分と戦っていたんです。でも、今年は違いますよ」。球速は140キロ台後半を計測するようになり、患部の状態と共に投球の感覚が格段に良くなっていた。

 迎えた3年目、ウエスタン・リーグで14試合34回2/3を投げて6勝0敗、防御率1・30と安定した成績を残して今季最終戦だった10月13日の中日戦で先発デビュー。5回5安打2失点とゲームメイクし、来季へ確かな手応えを感じ取っていた。秋季キャンプの実戦でも好投。矢野監督からは「(先発ローテに)入っていける可能性のあるピッチャーやと思っている」と期待をかけられていた。

 野球人生において、来季は間違いなく勝負の年だ。「来年こそ」の思いを胸に準備していた矢先の移籍には、本人にしか分からない複雑な思いがあるだろう。それを承知の上で他人の私が言わせてもらうが、人的補償とは、チームで29番目に必要な選手と言い換えることができる。

 オリックスの長村球団本部長は獲得に至った経緯について、「将来的にも素晴らしいピッチャーで、戦力に加わってくれるだろう」と明かしている。前述したウエスタン・リーグの成績のうち、対オリックス戦は5試合13回2/3を投げて1点も取られていない。評価が本心であることは言うまでもないだろう。

 「タイガースには本当に恩があるので離れるのは正直寂しいですが、しっかり気持ちを整理して、切り替えて、来季からオリックスの一員として、ファンを喜ばせられるようなピッチャーになりたいと思います」

 突然訪れた環境の変化を乗り越えて、マウンドで躍動する姿が見られることを、切に願っている。(巻木 周平)

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181222-00000129-spnannex-base

 




【この記事への反応】

・オリックスはいい選択をしたと思います。
西+金子の勝ち星には届かないかもしれないですが、こういった選手がオリックスの変革には必要だと感じます。
活躍を期待しています。

・ようこそ、オリックスへ。
これからが楽しみな選手がまた一人増えました。若いピッチャーたちと競争して活躍してくれることと思います。頑張って欲しいです。

・担当だった田中スカウトが『翌年なら競合します』とイチオシ、ケガしてるのを覚悟で指名した逸材や。
阪神ファンとしては残念の一言
西を獲ったから仕方ない部分もあるが…
竹安投手には頑張ってほしい。ずっと応援します。

・正直、これだけ阪神を愛してくれた竹安の移籍は痛いよ。
ただ、西とのトレードと考えればやむを得ない。
オリックスと阪神にとってお互いにメリットのあるトレードだと思うよ。
オリックスでも頑張ってほしいね。

・タイガースファンの一人として、竹安がオリックスで主力投手として大活躍することを期待しています。
西以上に活躍したら悔しいけど期待しています。
オリックスファンではないけど、竹安投手応援します。

・阪神のフロントが人的補償で出した事を後悔させる位の
活躍を期待するよ!

・ファンとしては竹安が移籍するのは残念だけど望まれて行くんだから頑張ってほしい。

・阪神ファンから見ると残念至極の指名だったが、オリから見れば良い選手が指名出来て、西のFAがそんなにマイナスにならない可能性が高い結果だと思う。オリファンの皆さん、竹安の応援をよろしくお願いします!!

・チャンスたくさんあるから気持ちを切り替えて頑張ってほしい。

・オリックスには阪神出身の金田と岩本が居るから竹安にとっては心強いはず。