掛布人気に追いつけ、追い越せ！　阪神が来年７月に甲子園で主催するウエスタン試合において、１万人以上の観客を動員する計画を立てていることが２６日、明らかになった。掛布雅之オーナー付シニア・エグゼクティブアドバイザー（ＳＥＡ、６３）が２軍監督時代の２０１６年に１万２６３１人を集めたことがあったが、今回は平日の方向。球団営業部の挑戦がスタートだ！

　目標はデカく。そして、有言実行。矢野監督のスタンスと同じように球団営業部も新スローガン「ぶち破れ！　オレがヤル」を徹底する。それが、来夏の２軍「１万人計画」。どれだけ敷居が高くとも常に挑戦する。

　「１万人以上のお客さまに見にきていただきたいという計画を立てています。掛布２軍監督時代もそうでしたが、ファンの目が選手を育ててくれると思っています」

　球団幹部が力こぶを作った。１万人以上の集客を目指すのは来年７月下旬に甲子園で実施するウエスタン・リーグ。まだ日程が公式発表されていないため詳細は今後詰めていくことになるが、恒例の「ウル虎の夏」２軍バージョンとともに１試合限定で“虎祭り”を開催する予定。しかも、それを平日にやる。子どもたちが夏休み期間に入っているとはいえども、営業部の勝負する姿勢が光る。

　「１万人計画」で思い出されるのは２０１６年の掛布フィーバーだ。「若手の励みになるように」という掛布２軍監督からの提案で、球団は甲子園初采配となる５月３日からのウエスタン・広島３連戦を１試合１万人以上の集客を目標設定。ゴールデンウイークや来場者プレゼントもあって３試合すべて達成した。２試合目の４日の１万２６３１人は球団ウエスタン主催試合新記録となったが、今回、それに追いつき、追い越せ、というわけだ。

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https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181227-00000019-sanspo-base