阪神の新外国人のラウル・アルカンタラ投手（２８）＝韓国斗山＝が１９日、甲子園のクラブハウスで入団会見に臨んだ。昨季、韓国リーグで３１試合に登板し、２０勝（２敗）を挙げて最多勝に輝いた右腕は「２週間の隔離期間が明けて、皆さんにお会いできてうれしい」と笑顔を見せた。

　新型コロナウイルスの影響でキャンプ不参加となり、４月５日に来日したばかり。２週間の隔離期間を経て、ようやく公の場に姿を見せたが、体は動かしていたという。「いいコンディションではできたかなと思う。いい状態で練習に臨めるかなと思う」。２０日から兵庫・鳴尾浜の２軍練習に合流予定。実戦登板などは未定だが、状態次第では５月中にも１軍戦力になりそうだ。

　昨季は韓国リーグで１９８回２／３を投げたタフネス右腕で、直球の平均球速は１５０キロを超える。さらに四球数は３０と制球力も安定。来日前から阪神戦の映像はインターネットを通じてチェックしており、予習も済ませている。

　「ゾーンにしっかり投げられるところと、速い球が長所だと思います。すごくいいチームに来られてうれしいし、優勝に向けて頑張りたいなと思います」。チームは現在、１５勝４敗の貯金１１で２位・巨人に３ゲーム差をつけ、独走態勢を築いている。さらなる首位固めに向け、頼もしすぎる右腕が合流した。

　◆ラウル・アルカンタラ（Ｒａｕｌ　Ａｌｃａｎｔａｒａ）１９９２年１２月４日、ドミニカ共和国生まれ。２８歳。リセオエマバラングエル高から２００９年にＲソックス入団。１６年にアスレチックスでメジャーデビューし、米通算１３試合で２勝５敗。１８年オフに韓国・ＫＴに入団して１９年に１１勝（１１敗）。昨季は斗山で３１試合、２０勝（２敗）を挙げて最多勝を獲得。防御率２・５４。年俸２００万ドル（約２億７００万円）の２年契約。１９３センチ、１００キロ。右投右打。

https://news.yahoo.co.jp/articles/75daa49cc57ee9ee6a40d9acb4e54a050518a7cd
4/19(月) 14:00配信

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