
1: 風吹けば名無し 2023/05/23(火) 11:25:18.12 ID:BshgzA9K9
評価基準は「甲子園で活躍した選手」
1990年から2001年までの12年間、阪神は最下位8度を含む、Bクラスが11年という低迷期が続き、ドラフト1位で獲得した選手が軒並み伸び悩んだ時期があった。人気球団ゆえに、ドラフト指名での“失敗”を恐れ、他球団との競合を避けてしまう。さらに、「甲子園で活躍した選手」という、分かりやすい、つい誰もが納得してしまいがちな“無難な評価基準”を選んでいたことに原因があったという。『阪神タイガースはなんで優勝でけへんのや』(光文社新書)の著者で、スポーツライターの喜瀬雅則氏が“暗黒の歴史”を追った。
かつて、阪神の名スカウトだった菊地敏幸が担当した選手たちは、90年代後半から2000年代序盤の間、投打の主力級だらけの頃があった。
投手なら、藪恵壹(三重/朝日生命/93年逆指名)、川尻哲郎(東京/日産自動車/94年4位)、井川慶(茨城/水戸商/97年2位)、野手だと坪井智哉(東京/東芝/97年4位)、赤星憲広(愛知/JR東日本/00年4位)、鳥谷敬(東京/早大/03年逆指名)。
暗黒時代と呼ばれた90年代後半、菊地の獲った選手がいなければ、阪神はそれこそ一体どうなっていたんだ、と思わせるくらいの豪華キャストだ。
“弱気なスカウト活動期”
菊地は、関東地域の担当だ。裏を返せば、阪神の1990年代後半から2000年代にかけて、地元の関西エリア出身選手が目立たなかったということでもある。
「この当時だと、結局、獲りやすい選手を獲ってるんだよ。結果的にそうなるし、実際にそうだもんね。全然、こう、あえて他球団も評価しているのを、ぶつかって獲りに行こうという、そういう体制は確かになかったよね」
その“弱気なスカウト活動期”として菊地が指摘した時期は、中村勝広、藤田平、吉田義男、野村克也が監督を務めた1990年から2001年までの12年を指す。最下位8度を含む、Bクラスが11年という「暗黒時代」だった。
その中でも、阪神の大きな“失敗”の一つだったのが、1991年だった。ドラフト1位指名した大阪桐蔭高・萩原誠の評価に、菊地は疑問符をつけた。
「野手でいえば、1位だと全部が全部、長打力があって、足が速くて、肩が強いって、そうはいかないけど、高校生の場合は何か一つでも、だよ。(萩原)誠は、足が遅かったわけですよ。じゃあ、飛ばす能力が人一倍あるのかといったら、そこまでの能力はなかった。当然金属バットでやってるわけだよね。木になったときにどういう対応ができるのか。そこをスカウトは見なくちゃいけない。今の空振りだったら、当たったら150メートルは飛んでたぞ、とかね、そういう魅力が見えなかったんだよな、やっぱり」
つまり、打でも守でも、突出した能力は感じられなかったというのだ。確かに総合力は高いのだろうが、特段、秀でた部分もあまり見いだせないというわけだ。
菊地がスカウトに就任した直後の1990年代序盤は、同じポジションの有力選手が出たとき、それぞれの担当地域に足を運んで、その当該選手同士を比較する「クロスチェック」を、阪神ではまだ行っていなかったのだという。
そうすると、当時の編成部内でのパワーバランスや、スカウトの“惚れ込み度”によって当該選手の指名が左右されてしまうのは否めない。
「甲子園で優勝だろ? 甲子園で数字を残しているとなると、自動的にもう、こっち、となっていくんだよな。流れちゃう。でも、その方が楽なんだ」
近鉄の4位指名は「中村紀洋」
しかも、萩原の“評価の基準”が『甲子園』に寄りかかっていたと指摘する菊地が、さらに挙げた問題点は、近鉄の4位が大阪・渋谷高の中村紀洋だったことだ。
日米6球団、23年間で通算安打2106本、404本塁打を放つ大打者に成長した中村は、大阪府立渋谷高での2年夏、甲子園に出場している。当時から「4番・サード」で、2番手投手も務めていた。公立高で、激戦区の大阪を勝ち抜いた原動力であり、その潜在能力たるや、計り知れないものがあったはずだ。
ただ、甲子園での実績やネームバリューでいえば、その時点では萩原が“上”だ。
「でもスカウトという立場から言えば、萩原誠を1位で推薦しちゃダメなんだよ。やっぱり中村じゃなきゃ、おかしいんですよ。スカウトは同じ地区で、萩原と中村を同じくらいの数は見ているはずなんですよ。中村は近鉄の4位でしょ? 中村の評価をしていなかったということは、関西担当のスカウトがダメでしょ、という、そういった話が出てこないとおかしい。そういうのは反省してかなきゃいけないところだと思うんですよ」
続きはソースで
https://news.yahoo.co.jp/articles/d567fd44f999d786336e151dc4b3d28e0fc77d7e
1990年から2001年までの12年間、阪神は最下位8度を含む、Bクラスが11年という低迷期が続き、ドラフト1位で獲得した選手が軒並み伸び悩んだ時期があった。人気球団ゆえに、ドラフト指名での“失敗”を恐れ、他球団との競合を避けてしまう。さらに、「甲子園で活躍した選手」という、分かりやすい、つい誰もが納得してしまいがちな“無難な評価基準”を選んでいたことに原因があったという。『阪神タイガースはなんで優勝でけへんのや』(光文社新書)の著者で、スポーツライターの喜瀬雅則氏が“暗黒の歴史”を追った。
かつて、阪神の名スカウトだった菊地敏幸が担当した選手たちは、90年代後半から2000年代序盤の間、投打の主力級だらけの頃があった。
投手なら、藪恵壹(三重/朝日生命/93年逆指名)、川尻哲郎(東京/日産自動車/94年4位)、井川慶(茨城/水戸商/97年2位)、野手だと坪井智哉(東京/東芝/97年4位)、赤星憲広(愛知/JR東日本/00年4位)、鳥谷敬(東京/早大/03年逆指名)。
暗黒時代と呼ばれた90年代後半、菊地の獲った選手がいなければ、阪神はそれこそ一体どうなっていたんだ、と思わせるくらいの豪華キャストだ。
“弱気なスカウト活動期”
菊地は、関東地域の担当だ。裏を返せば、阪神の1990年代後半から2000年代にかけて、地元の関西エリア出身選手が目立たなかったということでもある。
「この当時だと、結局、獲りやすい選手を獲ってるんだよ。結果的にそうなるし、実際にそうだもんね。全然、こう、あえて他球団も評価しているのを、ぶつかって獲りに行こうという、そういう体制は確かになかったよね」
その“弱気なスカウト活動期”として菊地が指摘した時期は、中村勝広、藤田平、吉田義男、野村克也が監督を務めた1990年から2001年までの12年を指す。最下位8度を含む、Bクラスが11年という「暗黒時代」だった。
その中でも、阪神の大きな“失敗”の一つだったのが、1991年だった。ドラフト1位指名した大阪桐蔭高・萩原誠の評価に、菊地は疑問符をつけた。
「野手でいえば、1位だと全部が全部、長打力があって、足が速くて、肩が強いって、そうはいかないけど、高校生の場合は何か一つでも、だよ。(萩原)誠は、足が遅かったわけですよ。じゃあ、飛ばす能力が人一倍あるのかといったら、そこまでの能力はなかった。当然金属バットでやってるわけだよね。木になったときにどういう対応ができるのか。そこをスカウトは見なくちゃいけない。今の空振りだったら、当たったら150メートルは飛んでたぞ、とかね、そういう魅力が見えなかったんだよな、やっぱり」
つまり、打でも守でも、突出した能力は感じられなかったというのだ。確かに総合力は高いのだろうが、特段、秀でた部分もあまり見いだせないというわけだ。
菊地がスカウトに就任した直後の1990年代序盤は、同じポジションの有力選手が出たとき、それぞれの担当地域に足を運んで、その当該選手同士を比較する「クロスチェック」を、阪神ではまだ行っていなかったのだという。
そうすると、当時の編成部内でのパワーバランスや、スカウトの“惚れ込み度”によって当該選手の指名が左右されてしまうのは否めない。
「甲子園で優勝だろ? 甲子園で数字を残しているとなると、自動的にもう、こっち、となっていくんだよな。流れちゃう。でも、その方が楽なんだ」
近鉄の4位指名は「中村紀洋」
しかも、萩原の“評価の基準”が『甲子園』に寄りかかっていたと指摘する菊地が、さらに挙げた問題点は、近鉄の4位が大阪・渋谷高の中村紀洋だったことだ。
日米6球団、23年間で通算安打2106本、404本塁打を放つ大打者に成長した中村は、大阪府立渋谷高での2年夏、甲子園に出場している。当時から「4番・サード」で、2番手投手も務めていた。公立高で、激戦区の大阪を勝ち抜いた原動力であり、その潜在能力たるや、計り知れないものがあったはずだ。
ただ、甲子園での実績やネームバリューでいえば、その時点では萩原が“上”だ。
「でもスカウトという立場から言えば、萩原誠を1位で推薦しちゃダメなんだよ。やっぱり中村じゃなきゃ、おかしいんですよ。スカウトは同じ地区で、萩原と中村を同じくらいの数は見ているはずなんですよ。中村は近鉄の4位でしょ? 中村の評価をしていなかったということは、関西担当のスカウトがダメでしょ、という、そういった話が出てこないとおかしい。そういうのは反省してかなきゃいけないところだと思うんですよ」
続きはソースで
https://news.yahoo.co.jp/articles/d567fd44f999d786336e151dc4b3d28e0fc77d7e
2: 風吹けば名無し 2023/05/23(火) 11:47:30.15 ID:7/beP6Iw0
ドラフト指名はやや仕方ないところはある
もう球界で試合に出ている選手同士のトレードとは違う。プロに入ってみたものの全く通用しないというのはたまにいる
そんなものの失敗を恐れるな
もう球界で試合に出ている選手同士のトレードとは違う。プロに入ってみたものの全く通用しないというのはたまにいる
そんなものの失敗を恐れるな
4: 風吹けば名無し 2023/05/23(火) 11:50:49.64 ID:9cO6Hr+k0
青柳とかも下位なんだな
9: 風吹けば名無し 2023/05/23(火) 12:08:38.43 ID:4P2mH5s10
酷いとかの前にやっぱドラフトは伸びしろ成長性考えたらギャンブルな面多いよね
shみたいな4軍製とかは結果出てるのかわからんけど人海戦術つよな感じ
阪神ファンからしたらsh様には足を向けて寝られませんもの
shみたいな4軍製とかは結果出てるのかわからんけど人海戦術つよな感じ
阪神ファンからしたらsh様には足を向けて寝られませんもの
11: 風吹けば名無し 2023/05/23(火) 12:13:01.68 ID:Ph3UvJds0
好投藪に援護なし
12: 風吹けば名無し 2023/05/23(火) 12:14:41.88 ID:OU+cufcp0
桧山坪井福原赤星
ドラ4に当たりが多いイメージ、井川青柳もか?
ドラ4に当たりが多いイメージ、井川青柳もか?
14: 風吹けば名無し 2023/05/23(火) 12:16:16.79 ID:yMMrQ3Mr0
第一期どんでんドラフトも大概やった
ドラ一クジ外し続けってのもあるけど
ドラ一クジ外し続けってのもあるけど
23: 風吹けば名無し 2023/05/23(火) 13:08:20.00 ID:oAOCbskw0
その頃は逆指名や自由枠があったからな
裏金使えない貧乏な阪神としてはハズレと分かっていても確実に取れる選手取るしか無かったんだよ
裏金使えない貧乏な阪神としてはハズレと分かっていても確実に取れる選手取るしか無かったんだよ
24: 風吹けば名無し 2023/05/23(火) 13:09:39.45 ID:OYHlst2f0
当時でもドライチだと湯舟猪俣中込葛西野田
そこそこ戦力になってたけどな
そこそこ戦力になってたけどな
26: 風吹けば名無し 2023/05/23(火) 13:13:34.62 ID:umaWaSXx0
最近はそういう意味でほんと流れ変わったよな
かつてだったら、佐藤はともかく大山近本の1位はなかっただろ
かつてだったら、佐藤はともかく大山近本の1位はなかっただろ
29: 風吹けば名無し 2023/05/23(火) 13:18:03.30 ID:vdlEACMs0
今はスカウトが有能になってるのと
コロナでタニマチとの距離を強制的に取れてたのが大きいと思ってる
元々基本的に真面目に取り組む選手多そうではあるが
コロナでタニマチとの距離を強制的に取れてたのが大きいと思ってる
元々基本的に真面目に取り組む選手多そうではあるが
31: 風吹けば名無し 2023/05/23(火) 13:20:39.87 ID:rxrHm68f0
その頃の阪神は名前の字面で獲る傾向があった
36: 風吹けば名無し 2023/05/23(火) 14:13:35.76 ID:PeW41KkQ0
思い出したのは舩木1位の時のドラフトだな
社会人ばかり4人指名で打ち止めで誰も戦力にならなかった
社会人ばかり4人指名で打ち止めで誰も戦力にならなかった
引用元: http://2chspa.com/thread/mnewsplus/1684808718
コメント
ロマン砲はいらない
言葉は悪いがドラフト1位って他に本命がいて当て馬に使う年もある、
他の球団でもよくある現象だけどいつの間にかドラ1が居なくなって下位指名の4〜5位の選手がレギュラー活躍するのはよくある事よ
連れ歩いてんの見たら、「アイツのせいで!」とネットで晒し上げられるくらいにさ
むしろ競合するから避けてた
球団に金が回ってこなかったって藤田平が言うとったわ
当時の阪神電車の被害状況と復旧の早さ考えたら、船木レベルしか獲れんかったのはしゃあない
フロントもスカウトも腐り切ってるって自分の監督就任前のタイガースは
この人は戦力運用や采配に専念してもらうのが一番よ
基本的に悪口から入る野村の言うことを真に受けるのはちょっと
その後の星野は言われてるよりずっとまともで驚いたって言ってたわけやし
この二度の改革で阪神のドラフト戦略は見違えるほど良くなった
今の主力を見ても、中村GM時代が岩貞、岩崎、あとここ1年半ほど絶不調だが梅野、それ以降の生え抜きスタメンは金本が定めた基本方針に従っているわけで
彼らの特徴(特に金本以降)はとにかくストイックでタニマチに靡かない
いい選手達ばかりだよ
※3
一体いつから────メディアとタニマチが繋がっていないと錯覚していた?
自分も腐ってない前提なのね
だめだこりゃ
その野村の置き土産がコーチから編成部長に居座った黒田やぞ。
野手は獲らない、大卒&社会人の中途半端な右投げコレクターで、
阪神の編成を暗黒にしたやつやぞ。
黒田は大学の後輩だった東北高校の監督と犬猿の仲で担当スカウトから
ダルビッシュを何度も推されるも、無視して握りつぶした奴やぞ。
野村崇拝もほどほどに…
よっぽどの外れ指名しない限りそこそこの戦力にはなる印象あるわ
元プロが動画出したり器具も充実したりメソッドが確立してるのもあるんかな
それやったら星野のときの方がでかくないか?
選手の3分の1切ったのもそうだけどスカウトもよそから引っ張ってきてたし
そうやな、ネットあるからなぁ
一時中村ノリのつべ動画で打撃の参考にしてたみたいなの誰かあったよな