ある日のマツダスタジアムでの試合前、ベンチ裏で食事を済ませた阪神のマルコス・マテオ投手（３２）が、携帯電話を握りしめ「いない。いないんだ」とつぶやきながら、どこかへ歩いて行ってしまった。

　数分間、戻って来なかった。試合中盤まで出番のないリリーフ投手ではあるが、試合開始時間も迫っている。
どうしたんだ？　と球団関係者が思ったと同時に、廊下の向こうから「ピカチュウ、ピカチュウ！」という野太い声が迫ってきた。
マテオも大ブームとなった「ポケモンＧＯ」をプレーしており、血眼になって探していたその“主要キャラクター”を、いよいよ捕らえたのだった。

　チームの大黒柱、メッセンジャーはプレーしていないが、助っ人陣ではサターホワイトも、ヘイグも同ゲームをプレーしている。
若虎の間でも当然流行していたため、自分だけがピカチュウを見つけられなかったのが、よほど悔しかったらしい。出没情報を聞きつけると“隙間時間”を利用し、見事にゲットした。



http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160822-00000533-sanspo-base